さらんご〜らのフィリピンで隠居暮らし
“さらんご〜ら(saranggola)”とは、タガログ語で「凧」の意味です。
隠居暮らし事典
かきくけこ(がぎぐげご)
外貨
外国の通貨のこと
 フィリピンへ持ち込める外貨は、1万米ドル相当額までです。
1ドルが110円であれば、110万円が限度額になります。
これ以上の金額の外貨を持ち込む場合には、事前の許可を取らねばなりません。
もし、許可なしに限度額を越えた外貨を持ち込むと厄介なことになります...最悪、没収です。
 フィリピン・ペソの国外への持ち出しは、1万ペソまでです。
これを越えるペソを持って、発見されると...最悪、没収です。
隠れ家
人目を避けて隠れている場所。また、隠れ住む家。表に立たず、陰にあって目立たない場所。
 お酒を飲まない隠居の隠れ家は、もっぱら...美味しいコーヒーの飲める喫茶店でした。
でも、最近は美味しいコーヒーよりも、静かで、馬鹿寒くなく、MAYNILADの水ではない飲料用の水でコーヒーをいれてくれるところ、更に言えば、“○※◆×語”が聞こえてこない、綺麗な店...特に椅子の肘掛けが汗と汚れで脂ぎってベタベタしていない...の条件になっています。
 かつて隠れ家として使っていたお店、最初は閑古鳥が鳴いていて先々が心配でした。その内、“〇※◆×語”が店中に響き渡り、闊歩し、店の外で唾を...ぺッ!!では、気分が悪くなり、とても隠れ家としては使えません。
 そして、別のお店では、コーヒーをいれる水が、なんとMAYNILADだったことが判明!! それまで、何杯となく飲んでいたのに、そうと分かれば、二度と足を向けることがなくなりました。

 そして、おととい(2015年8月19日)、開店間も無いお店を発見しました。ガラス窓越しに外から5ガロン入りの飲料水の容器が見えました。お店に入ってカウンター内のウエイトレスさんに尋ねました。
「コーヒーの水はこれ...?」と5ガロンの容器を指差しました。
すると、予想外の返事...「いいえ!!」
『ガツゥ〜ン!! 何と言い訳をして出ようか?!』と逃げ道を探していると...、
「アブソリュートを使っています」と5リットル入りのミネラルの容器を見せてくれました。
某喫茶店ではMAYNILADの水を使っているのが分かってから行かなくなり、今、行きつけのお店がなくなった...などと話をしながら、アメリカン・コーヒーを注文しました。

 WiFi、PC用コンセントあり、簡易なお座敷あり、BGMは静か、開店間も無いので綺麗、トイレも清潔、“〇※◆×語”も聞こえてこない、椅子に肘掛けなし...と、最初の訪問では隠れ家の条件を満たしていました。隠居が行方知れずの場合は...ここら辺りに潜伏しています(笑)。
 隠れ家ですので、場所、店名は明らかにしません。(08/21)
ガソリン
 石油製品のひとつ。沸点が30℃から220℃の範囲にある石油製品の総称。
 フィリピンに来て初めて車を買い、最初に入れたガソリンの価格が16.80ペソ/リットルでした。世界的な石油製品の高騰により、一時は50ペソを超えることもありました。現在(2015年6月)は、40ペソ+2〜5ペソ程度になっています。
 ガソリン、ディーゼルの価格が、毎週火曜日の午前0時に変わることが、最近、分かりました。TVのニュースにもなるようですが、なかなかそのニュースに巡り合えず、値上がりしたガソリンを入れる羽目になることもしばしばです。

 1リットルが40ペソ...、日本円に換算すると110円程度です。
日本とフィリピンの物価、所得ベースで見ますと...物価で2〜3倍、所得で10倍程度でしょうから...、物価ベースでガソリンが1リットル220円〜330円、所得ベースで1100円です。多分、日本の道路から車の姿は消えていることでしょうね。
蚊取り線香
 蚊を駆除する目的で、線香に除虫菊の有効成分( ピレトリン)や類似のピレスロイド系成分を練り込んだ燻煙式渦巻き型の殺虫剤である。
 蚊取り線香と花火は日本の夏の風物詩です。ところが、フィリピンは常夏の国ですから、1年中必要!!...かと思いますと、そうでもありません。11月から12月ごろは、全くというほど蚊を見かけなくなります...我が家の場合。それが、年が明けるころから、あの嫌な“ブゥ〜ン”という羽音が耳元で聞こえるようになります。
 そこで蚊取り線香を買って来るのですが、この蚊取り線香が...全く効きません!!
夜、蚊取り線香を焚いて、翌朝、床掃除をしてみても、蚊の死骸ひとつ...見かけないのです。まさか蚊取り線香の臭いを嫌って網戸を抜けて、外へ逃げて行ったわけでもないでしょう。

 そこでカミさんとの合意で...、フィリピンの蚊取り線香は効かない!!と結論付けました。
フィリピンに除虫菊なんて...あるのでしょうか??
かつての先進国  アジアで最初の民間航空会社がフィリピン航空であることは有名です。
また、ABS-CBNの創設は日本放送協会(NHK)と同じ1950年...の筈です。
確かに、先進国だった...足跡は明らかです。
しかし...。

 アジア最初の民間航空機が発着するニノイ・アキノ・インターナショナル・エアーポート(NAIA)にはターミナルが4つあります。現在、フィリピン航空はターミナル2を使用していますが、もともとのターミナル1は成田空港よりも新しいのですが、天井が落ちてゴミ袋が風になびいていたり、床に穴があいてツーリストが穴に落ちてしまったり...、銃弾を乗客の手荷物の中に入れて因縁を付けたり、チェックイン荷物が開けられ中身を盗まれてしまったり...などなどと、世界ワースト1の空港として面目躍如です。
 かつてはアジアで初めて民間航空機を飛ばす国力、経済力、技術力などなどが備わっていたかもしれませんが、現在は惨憺たるものです。先進国だった時代に様々な法律やシステムが整備されました。しかし、数十年の年月を経た今、先進国として整備した法律やシステムが形骸化してしまいました。最先端の技術を駆使したジェット旅客機が飛ぶかもしれませんが、ターミナルはボオロボロです。

 昨今の車社会は、かつてと違って新車が走り回り、先進国を思わせる様相です。ところが、歩行者は赤信号でも道路を渡り、クラクションを鳴らす車に大声で罵声を浴びせています。横断歩道を渡る歩行者にクラクションを鳴らし、蹴散らすように車が走り抜けていきます。一方通行路の逆走や違法駐車、黄色のセンターラインを越えての追い越しなどなど、交通法規などは無いにも等しく、車の運転者、歩行者を問わず...歩行者が車が運転をするのですから当然ですがマナーなどありません。

 かつて、日本からゴミ焼却場からダイオキシンが放出されているニュースが伝わってきました。その頃建設中だったり、建設予定のあったゴミ焼却場の計画はとん挫しました。結果、マニラ市トンド地区のスモーキー・マウンテンは消えましたが、他の場所に新たなゴミ捨て場、処理場が生まれ、処理しきれないゴミが生活圏の中に放置されたまま...です。見識豊かな文化人たちは、目に見えないダイオキシンは気になっても、目の前のゴミはヘッチラのようです。

 選挙もその例のひとつです。
フィリピンの近代化は、多分、英語の普及とともにアメリカの影響下にあるのでしょう。大統領、上院、下院にはじまり、知事、市長、地方自治体の議員、バランガイまで、民主的な選挙制度があります。しかし、どのような経緯を経ようが、選挙結果は金と権力をもつ者によって如何様にも変わってしまいます。
 裁判、警察...にしても、その原理は同様で、金と権力です。どんなに優れた法律であろうが、システムであろうが、金と権力によって善が悪に、悪が善に変わってしまいます。

 言い換えれば、先進国としての理念は建てたのですが、人心がついてこなかった。
健康を気遣う食生活を語る人が、高血圧、糖尿病の超メタボ...なんて感じです。
看板
宣伝や広告、告知のために使われる木、プラスチック、金属、布などの素材で作られた掲示物。
 通常、日本で見かける看板は日本語の漢字、ひらがな、カタカナ、数字、アルファベット、写真、イラスト、ロゴなどが使われています。一見すればおおよそ商品やメーカーなどの告知内容は理解できます。理解できてこそ...看板!?
 ところが、こちらで見かける看板の中には、まったく理解できないものがあります。会社なのか、レストランなのか、マッサージなのか、その典型はハングル文字の看板です。おおむね、ハングル文字の看板にはサポートする英文も書かれていません。ハングル文字を理解できる人しか相手にしていないこと、つまり、ハングル文字を読める人だけ...“いらっしゃい!”ということなのでしょう。

 そして、“WAGYU”と書かれた看板を掲げたレストランんを見つけました。看板からは、当然ながら“和牛”を連想しました。そこで道路を渡ってレストランの前でメニューを見ると...ちょっと変です。“ANGUS BEEF”と書かれているのです。そこにウエイトレスが出てきました。エンターテインだけはあるようでした。そこで、“オーナーは日本人?”と尋ねると、“違う”という答えでした。そこで、“肉は日本から来ているの?”と訊くと、キッパリと...“アメリカ!”。ローカル...フィイリピン産ではないということを明確に言いたかったのでしょうが、同時に“和牛”をも否定してしまいました。日本流にいえば、大胆にも“看板に偽りあり!!”と明言した形ですが、“WAGYU”はあくまでも店の名前で、“WAGYU”が“日本産の牛肉”と理解したのは日本人...隠居の勝手な思い込みかもしれません。“和牛”を知らなきゃ...普通のハンバーグ、ステーキ屋さんですからね。

 ハングル文字の看板は、“理解できる人だけおいで!”、
“WAGYU”を“和牛”と理解するのは日本人の勝手!...ということかな。
気候
 その地域を特徴づける大気の状態、或いは気象のこと。具体的には、天気、気温、降水量、風などの傾向を示す。
 フィリピンの気候は...、
1年の内の1月、2月いっぱい、3月の初め頃までが乾季...で、
3月半ばから連日30℃を超える夏になり、4月、5月が暑さの盛りとなります。
6月の末、7月辺りからにわか雨や雷雨が降り、台風が発生することもあります。
8月、9月、10月は雨季、台風の季節になり...、
11月ごろから乾季となり、気温は30℃ギリギリと低くなり、一番過ごしやすい季節となります。
フィリピンの気候について大雑把に言うと、11月から3月、4月までの乾季、その間の雨季となります。

 日本の寒い時期が、フィリピンでは一番過ごしやすい季節です。
高血圧、心臓病、関節痛などの持病を持つ方には、この季節の気候が良さそうです。
心臓と関節痛に関しては、爺自ら...実証済み!!です。
キープレフト
道路における車両の左側通行を定めた国において、原則として道路の左寄りを通行すべきことを表す言葉である。これに対して、右側通行の国において右寄りを通行すべきという原則はキープライトと呼ばれる。
 本来は左項の通りなのですが...、
ここフィリピンでは車両の通行は右側と定められています。従って、本来であれば右項の説明通り、道路の右寄りを通行するのが原則になっている...筈です。

 この手の約束事は一定の教育なり、訓練を受けた人、ドライバーがもつ知識であり、実践行動なのです。しかしながら、この国のドライバーにはこの手の知識は全く無いと思われます。普段、容易に見られるのは運転は、センターライン寄りを走る...日本と同じ“キープレフト”です。

 百歩譲って...、道路の右寄りはいつ止まるか、曲がるか判断のつかないジープが我が物顔で走っています。ブレーキランプの壊れているジープも多く、ジープに交じっての運転には気を使います。従って、センターライン寄りを走りたく気持ちも解らない訳ではありません。しかし、幅の広い道路や2車線、3車線道路でも、センターライン寄りを走行し、対向車線を走る車を威嚇するかのような“キープレフト”もありますし、センターラインを跨ぐは...越えて逆走するは...それはそれは無茶苦茶です。

基本的人権

人が生まれながらにして、単に人間であるということに基づいて享有する普遍的権利をいう。 (ブリタニカ国際大百科事典)

 13世紀のマグナ・カルタ(大憲章)によってイングランド国王の権限と制限を規定した...のが、最初の人権にかかわる宣言で、その後、18世紀になってアメリカのバージニア権利章典の宣言が行われ、アメリカの独立宣言(1776年)やフランス革命の人権宣言(1789年)に反映された...と、ものの本には書かれています。

 つまり、基本的人権とは欧米諸国で発生した概念で、その基礎になっているのはキリスト教です。神のもとに生まれた兄弟姉妹たちは、生まれながらにして等しく人権を有している...という理屈なのでしょう。こんな人権に対する意識がマゼランと共に渡来したかどうかは知りませんが、フィリピンのキリスト教は16世紀から始まります。

 ところが、日本はどうだったのでしょうか。日本の場合は、聖徳太子曰く...“和をもって尊しと為す”です。十七条の憲法では、神よりも天皇よりも先に“和”が尊いと言っています。もし争いごとが起きた場合、互いの権利を主張し合うのではなく、先ず話し合いです。これは6世紀のことですから、かれこれ1600年近くにもなります。時折、新聞紙面を賑わせる“談合”も、この辺りが発祥かもしれません
()。  更に、旧憲法下では、家父長制度により家族の中では父が“長”であり、明治、大正生まれの頑固親父は独裁者でもあった訳です。最も小さな社会である“家”で独裁者に従う妻、子らには人権意識など生まれる訳がありません。第二次世界大戦が終わり、進駐軍によって新憲法と基本的人権...“法の下に皆、平等”が押し付けられました。日本における基本的人権は、僅か70年の歴史しかありません...取って付けるように、早々、身に付くはずがありません。

 長い前置きになりましたが...、
フィリピン人の“自己中”とも映る言動は基本的人権の主張、特に自由に関する権利の主張...
屁理屈だらけでも言いたい放題は“表現の自由”、
やりたくないことはやらない、仕事もしないのは“奴隷的拘束・苦役の禁止”、
橋の下でも線路脇にでも住んでします居住・移転の自由などは自由権、
差別を嫌い対等を訴えるのは平等権、
お弁当目当ての高い投票率は参政権、
賄賂や物乞いは...請求権(?) の行使だったということに気付きました。 <
旧正月 
陰暦の正月。
 フィリピンの正月は、もちろん1月です。
大晦日は花火、爆竹が炸裂し、賑やかに新年を迎えます。
 それから1か月余りすると旧正月を迎えますが、こちらではChinese New Yearと呼ばれます。その前夜も午後10時ごろから、大晦日ほどではありませんが、花火や爆竹の音が聞こえてきます。中国系の会社や施設では中国式の正月の飾り付けが施され、ドラや太鼓の音と共に赤、青、黄、緑の獅子が舞い踊ります。横浜や神戸などのチャイナタウンでも、見られる光景です。
 当然と言えば当然ですが、隠居の趣味のひとつである星観察では月は...絶対に見えません。
キリスト教
 ナザレのイエスをキリスト(救世主)として信じる宗教。
 教典は旧約・新約聖書。

 フィリピンはカトリック、プロテスタント、新興の宗派を含めると、キリスト教徒が国民の90%を超える。残りがイスラム教など、他の宗教となる。フィリピン国中に教会が建てられている。
 1年を通じても、毎年3月、4月頃に行われる復活祭(イースター、ホーリー・ウィーク)は、12月のクリスマスより盛大に行われ、木曜日、金曜日はお役所や学校をはじめとして、大手のショッピング・センターなども休みになってしまいます。TV局によっては放送を休んでしまったり、キリストの映画を流したままになったりします。
  キリスト教でもカトリックが主流で、特にマリア信仰が強く、マリアを祀る教会も少なくありません。毎週日曜日に教会へ通うものの、ショートパンツにタンクトップ、神父さんのお説教の支柱に携帯電話でTXTを打ったり、フェイスブックに書き込みをしたり、信仰の場というよりも生まれた時から通い慣れた場所、習慣のようなものになっている人も多いようです。

 キリスト教の聖書については、日本書記のような側面...神話と歴史の境目のようなものがあると思うのですが、海が割れたり、大洪水を真面目に信じている人が居ることに驚かされます。また、“科学は万能ではない!”と言いながら、放射線炭素年代測定を持ちだしてきたり...、“天地創造”の時期を紀元前4000年から5000年と試算すると聖書には書かれていない...と取り合わない一方で、天地創造における1日は24時間でない!...と聖書の何処にも書かれていないことを堂々と言い張る始末です。また、神は霊であって形は無い...と言いながら、天地創造の6日目に“私たちの姿に似せて人を作った”...とあり、その矛盾を突くと、“特性として似せたという意味で、姿、形のことではない...と、またまた聖書に書かれていないことを胸を張っていいい、何とも付き合い難い方々です。
 神話は神話...、歴史は歴史...、信仰は信仰...と考えられれば、神を信じながら詰まらぬ矛盾に縛られることも無く、楽になれるのになぁ〜と、つくづく思うのですが...。
銀行預金
銀行にする預貯金
 所謂、普通預金には、預金通帳で行うもの、ATMカード専用のもの、その併用と3種類だあります。
また、日本とは違う制度として、預託金のような最低預金額が定められています。通常の預金では3000ペソから
5000ペソです。つまり、普通預金の口座を開くには、3000ペソ、5000ペソというお金が必要で、口座を維持し続ける
限りおろすことはできません。これが円口座、ドル口座となりますと、更に金額が大きくなります。某銀行の円口座は
10万円...4万ペソ以上になります。

 口座の名義については、単独名と夫婦、親子などによる共同名義があります。
共同には、“and”と”or”の2種類あります。お金を降ろす時、“and”の場合は共同名義人2名の署名が必要となり、
“or”の場合はいずれかひとりのサインだけでもOKです。つまり、”and”の場合は名義人がふたり揃っていないと駄目
ですが、“or”の場合はひとりで勝手ができてしまいます。
 外国人の場合は、特例を除いて”ACR-Icard”とパスポートが必要になります。
近視眼
近視の目、近眼
大局を見通せず、目先のことだけにとらわれること
 複数車線の道路で渋滞に巻き込まれると、5メートル、10メートル先に止まっているジープを見ずに車1台分、半台分空いている車線に車を進めてしまい、結果として遅れを取っている車をしばしば見かけます。そんな時、もう少し先を見ればいいのに!!...と思いながら、『ばぁ〜か!!』と呟きます。
 これも大局を見ることができず、目先のことにとらわれて行動してしまう解りやすい事象です。
禁断の食べ物
食べることを厳しく禁じられた食べ物
 誰に禁じられた訳ではありませんが、隠居が初めてフィリピン旅行をした際、ガイドブックなどから絶対に食べたくない食べ物を小さなメモ用紙に書いて、ポロシャツの胸ポケットにしまいました。そこに書かれていた...禁断の食べ物とは、バロット、ディヌグアン、バゴオンでした。
 それから26年、バロットとディヌグアンは食べていませんが、バゴオンだけは少しなら...食べられるようになりました。しかし、バゴオンに代わって新たに加わった禁断の食べ物は...ハロハロです。同じ26年間、一度も食べたことが有りませんし、今後も決して食べることはないでしょう。バロットとディヌグアンは...様子が良くない! ハロハロは100%...お腹をこわす!!
クリスマス
キリストの誕生(降誕)を祝う日
 フィリピンはキリスト教徒が90%を越えます。
その彼らに「クリスマスって何?」と尋ねると...、
大方...「キリストの誕生日」という答えが返ってきます。
そう信じているなら、そういうことにしておきましょう。

 ついでに言えば、キリストの降誕を探し求める3人の聖人のお話...、彼らは聖書で邪とされる(星)占いを用いて、
その場所へ辿り着きます。神が“邪”とする占いでキリストを探すと言うことは、彼らはキリストの降誕を祝うのではなく、
その命を奪いに行った...ということになります。その時の話によれば、羊飼いが羊に草を食べさせ、巌に戻ってきます。
イスラエルで羊に食べさせる草が生えているのは、せいぜい10月までだそうです。では、草が生えてくるのはいつ頃な
のでしょうか。それが分かれば、キリストの誕生日は相当狭まってきます。


メリー・クリスマス
 日本語に訳すと...?
フィリピンでの「メリー・クリスマス」を日本語に訳すと...「何か...、くれ!」
結局、ことし(2014年)も...、マニラ国際空港では「メリー・クリスマス」が禁句になりました。外国人観光客ばかりで
はなく、フィリピン人海外労働者、見境なく「メリー・クリスマス」を乱発し、毎年、反感をかっています。ことしも例年
通り...“禁句”となりました。
 他のキリスト教徒が大多数を占める国々はどうなのでしょう。


 2015年のクリスマスは、日本からサンタの衣装を持ち込み、“弟”たちと楽しい、楽しい...疲れるクリスマスを過ごしました。前年に買ったトナカイの衣装を姪に着せました。こちらに来て最初のクリスマスには、トナカイに扮した姪もまだ...12〜3歳でしたが、今年は立派に相棒を務めてくれました。
 姪の息子、隠居の“弟”(左端)はサンタを信じているようで、夢を壊してしまったか...心配です。膝の上に乗っかってサンタの髭を引っ張ろうとしている“末の弟”、「ゥ〜ヤァ〜」と言っていましたので、2歳にしてサンタの正体を見破ったようです。
ケーブル・テレビ
 ケーブルを用いて行う有線放送のうち、有線ラジオ放送以外のものをいう。広義には、これを中心としてインターネット接続、電話なども含む総合的なサービスをさす。
 こちらのTV局はチャンネル2、5、7がキー局で、その姉妹局としてニュース専門チャンネルなどが開局しています。これらに加えて、海外のニュース専門局、映画、アニメ、スポーツ、宗教専門チャンネルを、ケーブル・テレビで視聴することができます。会社や契約によりますが、月額500ペソ程度の視聴料になります。更に、オプション契約...日本人には馴染みの深いNHKワールド。プレミアムを観ることもできます。
 ケーブル局によって配信される番組が幾分が異なります。BFのようなビレッジでは、出入りできるケーブル事業者決まっていますので、住人が自由にケーブル局を選ぶことはできません。NHKワールドの視聴はできても、プレミアムはできない...場合もあります。
警察証明
 日本の警察が発行する無犯罪経歴を証明する書類
 犯罪経歴証明書、無犯罪証明書などともいう
 フィリピンの永住(13A、PRAなど)ピザを申請する際に必要となります。
・申請できる人
 14歳以上の日本人
 14歳以上で日本に在留歴のある外国人の本人
・申請方法: 日本大使館で申請を行い、10指の指紋を最寄りの警察署でとります。
  指紋は、マニラ場合は国家警察本部、セブは最寄りの警察署
・必要書類: パスポート
         警察証明を必要とする書類(用意できる場合のみ)

・費用: 無料
・申請から発行までの日数: およそ2か月
・受領: 本人、本人が行けない場合は代理人
      申請者のIDのコピー、申請自筆署名のある委任状、受取票、代理人のID

 少々ややこしい話になりますが...、
警察証明をフィリピンのイミグレーションや退職庁(PRA)へ提出する際には、外務省での認証(レッド・リボン)が必要になります。
その認証を受けるために、警察証明の印章の認証を大使館で行わねばなりません。
つまり、日本の警察が発行した証明が本物であると大使館が証明しないと、フィイりピン外務省は受け付けません。
よって、大使館にて認証を受けます。
費用は1950ペソ、1時間ほどで交付されます。

 → 車の修理代金  ここでは車の修理代についてまとめます。
さらんご〜らは、機械音痴です。
車が故障しても、何が原因か...、原因が分かっても修理代などは見当がつきません。
早い話、修理屋さんの言い値です。
そこで、車の修理代で憶えているものを、ここに書きとめておきます。

◎バッテリー: 容量、メーカーなどによっては違いますが...3800ペソ。
        配達料、設置料込み
◎ラジエーター・ポンプ: 3850ペソ(修理代込み)
               ここは修理代を1500ペソも取りました。
◎ラジエーター: 5500ペソ(修理代込み)
◎エアコンのガス交換 :1200ペソ(手間賃込み)
◎エンジン・オイル交換: 3500ペソ(オイル5リットル、オイル・フィルター交換、洗浄、手間賃込み)
◎フロント・ワイパーのモーター交換: 3200ペソ(モーター代金、手間賃込み)
                         ワイパー・ブレード(@350)
コーヒー
コーヒーの豆、コーヒーの木の実の種を焙煎、挽いた粉末に湯、または水を成分を抽出した飲み物
フィリピンで一般的なコーヒー豆は、バラコーと呼ばれます。
バギオやバタンガス、タガイタイなどで栽培、収穫されているようです。しかし、焙煎の方法が悪いのか、なかなか
美味しいコーヒーに巡り合えません。ロブスタ種とか、リベリカ種に属する高温多湿の気候に適し、短期で収穫する
豆かもしれません。その点、一般的なアラビカ種のコーヒーは輸入ものとなり、それなりの味で飲むことができます。
 インスタント・コーヒーの場合は、これはフィリピンに限ったことではありませんが...沸騰したお湯で、泡を立てること
がコツだと思います。地方...マニラ首都圏でも場末のカリンデリアでコーヒーを注文すると、冷めかけたお湯を入れた
コーヒーカップとインスタント・コーヒーの入った瓶を持ってくるお店があります。初めて経験し時は驚きました。

 スーパー・マーケットで買ったコーヒー豆でコーヒーをいれた場合、原価は...ものにもよりますが、おおよそ5〜10
ペソ以下です。砂糖、ミルク、お湯代...ガス代金を含めても10ペソそこそこです。ところが、コーヒー・ショップで飲む
と...80ペソ、100ペソにも跳ね上がります。勿論、コーヒーだけではなく、その場所を含めた付加価値代がプラス分
です。しかし、総じてフィリピンのコーヒー・ショップの価格は高過ぎます。
 また、2014年4月に経験したことですが、ホーリー・ウィーク期間中、2日間だけMAYNILADの水道水が止まったこと
がありました。その時に行った行きつけのコーヒー・ショップ2軒で、「きょうは水が無いから、コーヒーはできない」と言わ
れました。...ということは、コーヒーに使う水は、水道の水ということになります。所謂、飲料水として販売されている水
を使ってないことが分かりました。それからは、この2軒のお店には行っていません。
コーヒーには、せめて5ガロン25ペソでも...飲用の水を使って欲しいものです。

 某コーヒーチェーンSBは、TVコマーシャルをしなければ、不況時でも値下げをしないことでも知られています。また、
客を含めて“SBのブラント”とも...。
 しかし、こちらのSBのお店では、布製の椅子の肘掛けが汗と油汚れで黒光りしています。客も含めてブランドというの
なら、そこに置かれている調度品、テーブル、椅子に至っても、SBのコンセプトを主張するブランドの筈です。その掃除
も含めて...。この程度のブランドのコーヒーに100ペソを越える値段をつけるのですから...暴挙です。
“煎れたて”...、煮詰まっていないことを条件にすれば、マクドの25ペソの方が美味い!
でも、今は少し値上がりしてレギュラー・カップが30ペソ、ラージが42ペソになりました(01/10/2016)
高校高校野球中継
春と夏、甲子園球場で年2回行われる全国高校野球大会のこと。
 春夏の風物詩(?)...の高校野球。日本国内であれば、NHKが全試合のプレイボールからゲームセットまで中継してくれますので、一日中でもテレビ観戦することができます。流石のNHKワールド・プレミアムでも...無理です。
 ところが、先ほどネットでニュースを読んでいましたら、なんと甲子園からライブ中継していました。それも、わが故郷...埼玉・花咲徳栄VS群馬・前橋育英でした、びっくり!! その後は、一喜一憂しながら...テレビ観戦となりました。
 URLを確認すると...asahi.com/koshien、朝日新聞のサイトのようです。
ということは、春の選抜は毎日がライブ中継するのでしょうか?
高校野球に関しては、NHKワールド・プレミアムよりも頼りになりそうです。
 
洪水
大雨などが原因で河川から増水、氾濫した水によって陸地が水没したり、水浸しになる自然災害をいう。 或いは、状態では水のない陸地が水で覆われることをいう。

 ここフィリピンでは、台風による洪水被害が年中行事になっています。河川の護岸や川底の管理、整備が行き届いていませんから、ちょっとした雨でも護岸が決壊してしたり、濁流が溢れ出してしまいます。屋根に昇って救助を待つ人、ゴムボートで搬送される被災民、水が引いてからの家の掃除の様子など、TVニュースはその被害を伝えてきます。

 洪水にかかわる“お話”として世界的に有名なのは、なんと言って...旧約聖書創世記のノアの箱舟でしょう。この大洪水は“紀元前2700年頃に実際に起きた!”と信じている人たちがいるそうです。確かに、紀元前2700年ごろ、今のイラクとクエート辺りを水没させた大洪水の記録があるそうです。
 ノアの箱舟では、ノアとその妻、3人の息子とそれぞれの妻の8人だけが生き残り、全世界の人々はこの8人、つまりはノアの子孫になるそうです。それが本当か、否かは、皆さんのお考え次第ですが...。

 この手の“お話”は世界各地に残っているそうです。“そうです”’としか書けないのは、その場所で実際に聞いたわけではなく、本で読んだだけですので...。
 例えば、日本では奄美、沖縄地方にも、この手の“お話”が残っているとのことです。
また、フィリピンではイロコス地方に...、こんな“お話”が残っているそうです。
 或る時、ウィガンとビガンの姉と弟は、イロコス地方の高い山に登っていました。その時、大洪水が起きました。世界中が水に埋もれ、流され、生き残ったのは山の上で難を逃れたウィガンとビガンのふたりだけでした。ふたりはやがて夫婦となって子を作り、フィリピンのみならず世界中の人々は、ウィガンとビガンの子孫だということです。

 勿論、日本やフィリピンだけではありません。ヨーロッパや中東、中南米の国々にも、大洪水の“お話”が伝えられているそうです。“ノアの箱舟”にかかわる大洪水は、聖書の宣伝効果によって最も有名になった“お話”なのでしょう。


 タガログ語に“BAHA”という単語があります。様々な機会にこの“BAHA”という単語を聞きますが、大が付いたり、付かなかったりの洪水、道路が水没した程度の冠水にも使われています。日本語では、洪水と冠水の定義は違いますが、タガログ語の“BAHA”はどうなのでしょう?
交通渋滞
車両の通行が滞ること 
 交通渋滞はマニラ首都圏の...迷惑な名物です。
渋滞の原因は、先ずは車の多さでしょう...多分。しかし、車の数は経済の発達や収入の増加、生活が豊かになるにしたがって増えますから、車の増加に対して道路環境が改善されていない...のが、真の原因といえるでしょう。つまり、馬車の時代に整備された道路を、現代の車が走り回っている...ようなものです。

 道路環境、ひとつは幹線道路の不足です。
マニラ首都圏を南北に直進できる大きな道路はロハスのみです。片側2車線、高架のMRTと共に街中を通るタフトは、既に幹線道路とは言えず、生活道路化しています。
 また、マニラ首都圏の環状道路のエドサは片側4、5、6車線を備えていますが、これがまた致命的な渋滞を引き起こしています。東京のように環六、環七、環八のような環状道路がなく、首都高速のような高架の高速道路が無いことも理由のひとつです。こうしたエドサ以外の幹線道路が無い、或いはできないのは、首都圏の良好な場所には外部と遮断された...住人以外の一般車両の通行が制限されている住宅地の“ビレッジ”が多数点在していて、道路建設を妨げていることです。こうした道路環境が、車の増加に追い付いていきません。

 そして、最も深刻とも言えるのは、ドライバーが交通法規を知らない、知っていても守らない、運転マナーが悪い...、これは車のドライバーだけではなく、オートバイ、バス、トラックのドライバー、更には歩行者までもが同じですので、マニラ首都圏では慢性的、且つ、致命的な交通渋滞に陥っています。

 現在建設中のパサイの埋め立て地からNAIAターミナル1、2、3を結ぶスカイウエイが完成し、南ルソン高速道路(SLEX)と繋がり、SLEXと北ルソン高速道路(NLEX)がスカイウエイで結ばれれば、一般道路の渋滞が減り...否、通行量が減らなくても、通行量の少ないスカイウエイを走ることができるので、渋滞に巻き込まれなくて済みます。しかし、隠居が生きているうちには完成しないでしょうから、渋滞に巻き込まれないようにする...、近付かないことが賢明でしょう。 

固体の状態にある水
 こちらの水道水は、普通の生活を無事に過ごそうと思えば基本的に飲めません。
それは氷も同様です。氷屋さん、スーパーやコンビニで売っている氷、筒状のチューブ・アイスに使われている水は...なに?
 コンビニやスーパーなどでビニールの袋に入っている氷は、まだ信用できそうですが、定期的な保健所の検査を繰り返していると不合格になる場合もあります。更に、飲食店、特に、ローカルなお店に納品している氷、その容器、袋などを見ると、どこで作っているの?”という疑問とともに、口に入れることはできなくなってしまいます。

 レストランで注文した缶や瓶入りの飲み物...コーラやミネラル・ウォーターが冷えていれば、そのまま飲んでしまいます。冷えていない飲み物がグラスに氷と共に入っていた場合は、氷が溶ける前に飲みものを飲み干してしまわないと...お腹が心配です。
ですから、氷そのもの...こちらのかき氷、ハロハロはいまだに食べたことがありません。
固定資産税
 保有する固定資産に課税される地方税で、課税対象は土地、家屋、有形償却資産を指す。土地、家屋についての課税は登記によるが、償却資産については深刻による課税となる。
 フィリピンの場合は、登記による部分が土地とコンドミニアムに限られているので、家屋に対する課税は申告によるのか、無税なのかは...現在のところ不明。

 固定資産税の支払いは、毎年1月に開始されます。しかし、前年の12月、地方自治体によっては11月から、期限前納税の受付が行われています。期限前に納税すると、最大で20%の減額されます(パラニャケ市の場合)。
 この税金、かなりの曲者です。支払いのための納税書や遅延した際の催促状や督促状は発行されません。ついつい納税を怠ってしまいますと罰金を含めて納税をしなければなりません。また、納税を怠ったままですと、土地の売買にも支障をきたしてしまいます。
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